「世紀の妖精」と呼ばれた女優オードリー・ヘップバーン(1929~1993・写真)の優雅な美貌は第2次世界大戦時の飢えとそれによる病魔の痕跡だと彼女の末の息子が明らかにした。一般の女性たちには羨ましいことこの上ない美貌の秘訣には一生を付いて回った戦争の傷痕が隠されていたのである。 ヘップバーンが二番目の夫であるイタリア出身の精神科医アンドレア・ドッティとの間に産んだ次男ルカ・ドッティ(45)は最近英国で「家庭の中でのオードリー:私の母のキッチンでの思い出」という本を出版した。優しい母親として子供たちに自らの手料理を食べさせたヘップバーンの特別レシピと共にキッチンで母から聞いた話を紹介した本だ。ドッティは自ら「食卓での伝記」と名付けたこの本の中で「母は生涯、戦争を抱えて生きてきた」として第2次世界大戦が彼女の人生に残した傷跡について詳しく紹介した。 英紙デイリーミラーが公開したこの本によるとバレリーナを夢見て英ロンドンに留学していた16歳のへプバーンはナチスドイツの空襲が激しくなると1944~45年ナチス統治下のオランダに送られた。だがナチスの食糧徴発により激しい飢えに苛まれた。戦争が終わるころ飢餓で死亡したオランダ人は2万2000人に達するほどだったがへップバーンはチューリップの球根まで掘り出して食べて39kgの体重で生き残った。この時かかった栄養失調や貧血、黄疸、むくみによって170cmの身長に45kg前後のがりがりに痩せた体型を持つようになった。また、くぼんだ目の下にできた特有の濃いクマはこの時患った喘息の後遺症だったそうだ。 へップバーンは第2次世界大戦時に経験した試練によってバレリーナになる夢や健康、温かい家庭を失ったという喪失感に生涯苦しめられて良い食べ物や家庭に対する愛着が人一倍強かったそうだ。特に飢えがピークに達した時オランダの兵士がくれたチョコレートバーを食べて餓死に勝ち抜いたあとチョコレート中毒者になって毎晩チョコレートを用意して食べたそうだ。また一度の食事で二皿を空にするほどスパゲッティが好きだったしバニラアイスクリームも貪欲に食べたが決して太ることはなかったそうだ。 記事元:동아일보(←韓国語原文はこちらクリック)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ←クリックで韓国のエンタメ情報満載のサイトへ。
by madray1
| 2015-06-25 09:28
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